メープルシロップの特長（新）｜はちみつ・メープルシロップなどの自然甘味料をお届けするクインビーガーデン

メープルシロップの特長

メープルシロップとは？

メープルシロップとは、サトウカエデの樹木から出る樹液を、約40分の１まで煮詰めてつくる天然由来の甘味料です。サトウカエデの原生林の分布は、世界でもごく一部の地域に限られます。また、樹液を採取できるのは1年の中でも初春（2月末～3月上旬）に限られています。メープルシロップは、まさに貴重な自然からの贈りものです。

クインビーガーデンは、カナダの東部、世界最大のメープルシロップの生産地であるケベック州より毎年、品質、味ともに優れたメープルシロップを厳選してお届けしています。メープルの森から届けられる自然の恵みを、ぜひお楽しみください。

ケベック州の生産者と密に連携し、現地に足を運んでメープルシロップを選んでいます。

クインビーガーデンは、原料が生まれる現場を大事にしています。わたしたちはメープルシロップが生まれる現場であるカナダ・ケベック州に毎年足を運び、メープルの森を訪れます。現地の生産者と直接対話をし、厳しい目でメープルシロップを選定しています。特にこだわりを持っているのがメープルシロップの味と香り。クインビーガーデンのメープルシロップとメープルシュガーは、その味、香りとコクに高い評価を頂いています。

新しい食材としてのメープルシロップは、可能性がいっぱい

メープルシロップは、ホットケーキやワッフル、フレンチトーストなどにかけて食べる方法が良く知られています。本国カナダでは、お菓子づくりの甘味料にはもちろん、さまざまなお料理の調味料として使われています。味にくせがないので使いやすく、応用性があるところが魅力。シロップが素材の味を引き立てるため、日本料理の調味料としても適しています。メープルシロップは、使う人のアイデア次第で、たくさんのお料理の可能性を引き出してくれる食材といえるでしょう。

メープルシロップのグレード

かえでの樹液は無色透明ですが、煮つめることによって琥珀色になります。メープルシロップ独特の香りと味は、樹液が本来もっている自然からの恵みそのもので、それは煮つめられることによりさらに際立ちます。

カナダ産のメープルシロップは、グレードに分類されます。全て Grade A のカテゴリーに属し、光の透過率に基づいたメープルシロップの色や、メープルシロップ特有の風味を強度で表現した4つの「グレード」に分類されます。

グレードは、色が明るく香りが繊細な「ゴールデン（デリケートテイスト」、美しい琥珀色で味わいがある「アンバー（リッチテイスト）」、色が深く風味も増す「ダーク（ロバストテイスト）」、さらに色が濃く風味が強くなる「ベリーダーク（ストロングテイスト）」に分類されます。

各グレードごとのメープルシロップはそのまま使うのはもちろん、お好みやご用途で「グレード」の使い分けや組合せができるのも、メープルシロップの魅力。メープルシロップのグレードは、品質の差ではなく、色と香りの特長や個性の違いです。ぜひ、お好みの味やグレードの組合せが生み出す奥深い味わいを見つけてみてください。

クインビーガーデンでは主に「アンバー（リッチテイスト）」、「ダーク（ロバストテイスト）」、「ベリーダーク（ストロングテイスト）」をご提供しております。

Grade A アンバー（リッチテイスト）

※旧カナダ No.1 ミディアムグレード

色が明るく上品で繊細な味と、樹液の香りが楽しめます。料理やデザートのソースとして、そのまま掛けてお召し上がる場合や生菓子などにむいています。

Grade A ダーク（ロバストテイスト）

※旧カナダ No.2 アンバーグレード

色が濃く、Grade A アンバーに比べ、カラメルの風味が強く、味も濃厚です。さまざまな調理にむいています。料理や製菓・製パンの風味付にお使いいただけます。

Grade A ベリーダーク（ストロングテイスト）

※旧カナダ No.3 ダークグレード

最も濃い琥珀色をしたシロップ。一番香りが強く、コクがあります。
少量でも風味が出しやすいため、製菓製パンのの練り込み用に使用したり、黒蜜のように、あんみつや葛餅などにかけてもおいしくお召し上がりいただけます。

抗酸化作用

私たちの体は、酸素を利用してエネルギー代謝を行っていますが、体内に取り込んだ酸素のうち、一部が活性酸素に変換されます。身体へのストレスが強いとその量が増え、過剰な活性酸素がタンパク質の変性や脂質の過酸化、DNAの障害を引き起こすことがあります。そして、生理機能を低下させ、種々の疾病や癌の発生、老化促進の原因になるケースもみられます。抗酸化物質は、このような活性酸素の活性を抑えるものとして注目されています。
メープルシロップは、試験管内に限った実験ではありますが、前立腺や肺のがん細胞の増殖を抑制する作用のあることが認められています¹⁾。さらに、乳腺や結腸、脳のがん細胞の増殖を遅らせる可能性があることも明らかになっています¹⁾。また、カナダ産メープルシロップには20種類以上の抗酸化物質が含まれていることが明らかになりました²⁾。最近、カナダ産メープルシロップの詳細な化学研究により新しい抗酸化作用をもつフェノール（2-3-3,トリ1プロパノール）が発見され、ケベック州で生産されるメープルシロップ由来の新しいフェノール類の1つということで、“Quebecol”（ケベコール）と名付けたられました^３)。

参考文献
1) Jean Legault, Karl Girard-Lalancette, Carole Grenon, Catherine Dussault, and André Pichette: Antioxidant activity, inhibition of nitric oxide overproduction, and in vitro antiproliferative effect of maple sap and syrup from Acer saccharum, Journal of Medical Food ,13 (2) , 1‒9, 2010
2) Liya Li, Navindra P. Seeram: Maple syrup phytochemicals include lignans, coumarins, a stilbene,
and other previously unreported antioxidant phenolic compounds, Journal of Agricultural and Food Chemistry, 58(22) , 11673 -11679, 2010
3) Liya Li, Navindra P. Seeram: Quebecol, a novel phenolic compound isolated from Canadian maple syrup, Journal of Functional Foods, 3, 125-128, 2011

植物のパワーがカラダに与えるもの

メープルシロップは、琥珀の色と風味、そして香りに独特の表情があり、それが魅力のひとつといえるでしょう。また、メープルシロップには不思議なパワーがたくさん秘められています。メープルシロップの独特の香りは、人を幸せな気持ちにさせるともいわれます。カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの魅力的なミネラル分や、糖質が66%と低いため味はあっさりとしていて、とても食べやすいのが特長。食材の味も損ないません。カロリーも100g中257kcal低めなので、糖分を気にかける方など、どなたでもご安心してお召し上がりいただけます。

メープルシロップの栄養成分表示（100ｇ当たり）

エネルギー	257Kcal
たんぱく質	0.1g
脂質	0g
炭水化物	66.3g
食塩相当量	0g
カリウム	230mg
カルシウム	75mg
マグネシウム	18mg

日本食品標準成分表 2015年版七訂

ミネラル・バランスと抗酸化力が注目されるピュアな甘味料

大地の恵みをたっぷり吸い上げたカエデの樹液から作られるメープルシロップは、日本人に不足しがちなカルシウムやマグネシウム、たんぱく質や糖質の代謝に不可欠な亜鉛、余分なナトリウム（塩分）を排出するカリウムといったミネラルをバランスよく含んでいます。また、様々なビタミン、アミノ酸、たんぱく質、有機質、ポリフェノールが含まれていて、20種類以上の抗酸化物質も含まれていることから、天然由来の抗酸化甘味料としても注目されています。

他の一般的な甘味料に比べるとカロリーが低いのも魅力です。煮詰める過程で殺菌され、着色料や添加物を含まない100％自然食品ですので、乳幼児に与えても安全です。